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20011227

「君の手がささやいている」をみた。手話のドラマなので、初回から欠かさずみているのだ。
このドラマをみると毎回、武田真治が好きになる。どんな出来事も穏やかに受け止めていく姿が頼もしい。
娘のことで取り乱す妻をまずは抱きとめ落ち着かせ、そしてゆっくり向き合って話をする。うーん、理想。
男の人は大変だなあ・・・こうやって、女の人を包み込めるだけの 広さを持っていなければならないんだもの。
でも正直なところ、私はおとこのひとにそれを強く求めてしまう。
それを持ち合わせない人とは一緒にいられない、そう思ってしまうほど。


20011226

江國香織原作の「温かなお皿」がドラマになるというので楽しみにしていた。 昨日はたとえ飲みに誘われたとしても絶対に断ると決めていたほど。

ふとしたことから夫の浮気を知った「美人で料理上手で完璧な」妻がその相手を昼食に呼び出す。
白金のいかにも高そうな、幸せに満ちたレストランの空間で二人は向かい合う。
「愛人」である彼女が見苦しいところを見せまいと避けた、 食べにくい殻つきのエビのパスタも上手に手を使いながらおいしそうにたいらげる妻。
会話は一見なごやかに進み、お互いのことを語り合いそして妻は最後に言うのだ、 「夫があなたを好きになったのがわかるような気がする」と。
「愛人」は泣く。
そして彼女と別れたあとの「妻」も泣く。
妻はタクシーに乗って海へ行き、いつもの「完璧な」自分をサボることで自分を修復してから家へと帰った。
愛人は、恋人に別れのプレゼントを贈りその足でネギを買って帰った。 ネギを刻みまくり、納豆、冷奴、味噌汁にそれらをどばどばとぶっかけ食べる彼女。
その姿に、生命力のたくましさというか、きちんと前へ進もうとする姿勢を感じた。 彼女はきっと、次の日からは今までよりも明るい顔で目覚めるのではないかと思った。
それにしても夫・・・。夫の存在感の薄かったこと。(もともとこういう話なのだろうか?)
これは、女同士の物語だったのだな、きっと。
この本はまだ原作を読んでいないので、読まなくては。


20011225

週末、友達の引越し準備を手伝いに行った。
荷造り、大好き。はりきってどんどん箱を積み上げていく。片付いていくのが 目に見えて実感できるからうれしいのだ。
ダンボールに中身の内容を書く時、「押し入れ上段」と書きたかったのに 押、の字がわからなくなり、縦棒が上に突き出したわけのわからない字を 書いてしまった。その後もやたらと簡単な文字を間違えたり 思い出せなかったりして焦る。漢字があまりにも書けなくなっている。手書きで 辞書を使わずに書け、と言われたらそうとう頭の悪そうな文章になることは間違いない。 (その日の夜、勉強して苦しんでいる夢をみた・・・)
途中お菓子を食べてくつろいだり、デジカメで「荷造りで疲れたかお〜」と 写しあいっこしたり、手持ちぶさたになると踊ったりして楽しかった。
帰りに友達が夕飯をご馳走してくれ、野菜グラタン(カボチャのソースが甘くておいしかった)と キャラメル味のホットミルクでおなかをあたためてから帰った。

安藤優子が雑誌で話していたのだが、女性の爪と自律神経はかなり密接に関係しているのだそうだ。
自律神経がおかしいと、爪のまわりがすごく荒れてくる、とのこと。ああ、私だ・・・。
毎晩アロエ軟膏を丁寧にすりこんでから寝るのだが、一日を過ごしているうちに ささくれなどがすぐできて、いらいらすると無意識にむしっていたりして我ながらうんざりする 癖だと思っているのだ。
「逆に爪をきちっと手入れしておくと、自律神経も整ってくる」らしい。
冬休みの間にネイルサロンに行ってみようかな・・・。


20011221

年末。師走。
帰りに用事があったので渋谷に寄ったのだが、ああ・・・こんなとこ、用がなければ絶対に来たくない、 と一瞬うんざりしてしまった。
まだ8時前だというのにすでに酔っ払って前後不覚になっているような 男の子が道路に転がっていたり。街は大騒ぎ。
「酒は飲んでも飲まれるな」と思わず小声でつぶやきながらその横を通り過ぎた。
私は、酔っ払って電車に乗ったりするのがあまり好きではない。電車に乗ることを思うと 自然と飲む量をセーブするほどだ。
赤い顔をしている自分が恥ずかしくてしょうがなくていたたまれない気持ちになるから、苦手。
なんだか、間違ったことをしているように感じてしまうのだ。 見苦しくてごめんなさい、と小さくなりながら乗っている。

昨日のお昼は久しぶりにしっかりと定食を食べた。煮魚定食。白身の魚と大根の煮物と海鮮納豆(おさしみと 納豆を混ぜて食べる)と切り干し大根、漬物、ご飯にお味噌汁。
品数が多いと幸せになるなあと思いながら、かみしめかみしめゆっくり食べた。最近は仕事をしながらの かっこみご飯が多かったので余計ありがたみが。ご飯は大事だね・・・。
夏のご飯はそっけないものでも全然かまわないのだが、冬の ご飯はきちんと食べたことで「満たされる」気持ちになることが大切なような気がした。


20011220

出勤途中にスタバに寄り、朝ご飯用にチョコレートクロワッサンを買った。
「Smild Food」という、おいしいものがたくさん載っている本に出ていて前から 気になっていたのだ。よし、とうとう食べる。
少し固めに焼いてあるところがまたおいしい。チョコレートの甘さも量もちょうどいいし、 生地部分のほのかな甘さも好み。
ものすごい勢いで食べ終えてしまった。
冬に食べる甘いものは自分を甘やかしている気がより強くするから好きだ。
生クリームたっぷりのケーキに焦がれるのも冬ならではのこと。


20011219

友達から、「恋人がいたら、どのくらいの頻度で会いたい?」と質問された。
昔の恋愛でそのことでもめたことがあったらしく。
以下、私の熱い語り。(また語ったんですかhisaeさん)

「たとえばさ、毎週土日のどちらかは必ず会う、とか決め事にしてしまうのは、お互いきっと、しんどくなる気がするのね。
義務みたいになるのはいや。
だけど、 お互い会いたくなったら会おうというスタンスだと社会人は難しいきがする。 ちょこっとの時間をひねりだす努力は必要になるよね。
だから、まず社会人でも比較的自分の自由になる土日については月2回の週末は、会いたいな、と伝える。(土日のどちらかでいいから)
そのときは、できれば丸一日がいいけど、だめなら、半日分くらいは、一緒にゆっくり過ごせる時間を確保してくれたらうれしい とも。それが、最低限。の希望かな。
それはとりあえず、2週間頑張れば絶対会える!って思うから、元気でる素になる。
確保されてる安心みたいな感じね、会える時間の。
それ以外には、その都度、話していれば、相手の状況ってわかるじゃない? 仕事がたてこんでいて、余裕ないのか、それとも、ちょっと元気がないのかとか。
そういうのを見つつさ、じゃあ、ここで会おうよ、のんびりしよって、補給しあっていけるのがいいなーって思う。
突然会いたいんだけど!ってのもちゃんと伝えてみる、お互い。だめかもしれないけど、会いたくなったって言われるのはうれしいやん。
たとえその最低限の2週間に一回が会えない月があったとしても、そうやって話しをしたり、メールとかで連絡をとって、 相手の頑張ってる様子がわかったりすればだいじょぶ。
だって大事なのは、一緒にいるときに、どれだけ相手とほっくりした時間もてるかどうかでしょう?
会った回数ではなく いっぱいあっても、毎回ケンカしたりお互い不機嫌だったら「会った」ことにならない・・・と思う。
それだったら2週間後をたのしみに、がんばれたほうがきっとお互いの関係にとっていいように思う。」


20011214

もやりもやりと。
もやもや、とした気持ちを引き連れてのろのろと進んでいる感じの音、だ。
もやりもやり。

昨日の夕方お菓子を買いに出た帰り、「焼き芋4本で150円だよ〜」という声に思い切り反応して 立ち止まってしまった。
「ほら、この大きさくらいのが4本150円、あったかいよ〜」
さわらせてもらったら、あったかいどころか熱いくらい。うーん、おいしそう。
試食してみてと手渡されたいもを食べつつ少し立ち話。(「ここらへんに住んでるの?」 「いえいえ働いているだけです」)
「このいも食べたらいい顔になれるよ〜」という言葉に笑ってしまった。
お金を払い紙袋を受け取ろうとすると、「じゃあこれ、おまけしてあげるよ」と さらに2本入れてくれてびっくり。うーわー、どうもありがとう!

こうやって、外で人と一瞬の交流をすると、気持ちが浮上するのを感じる。
逆もあって、人のいらいらなどを受け取ってしまって疲労することもたくさん。
そういう時はとことんうんざりするけれど、昨日の焼きいものようなことがあると、 また人への思いがよみがえってくるような気がするのだ。

いもは、皮まで食べた。


20011213

なまけたろう・・・あまりにいじくられ可愛がられすぎて(職場のなごみキャラ) 毛玉ができまくって、まるでおじさんの部屋着のスウェットのようになってしまった。
他にもなまけたろうを持っている人がいるのだが、そのこと並べてみると違いは一目瞭然。ボロい・・・。
「生活に疲れちまったぜ・・・フ」とでも言い出しそうな貫禄がうちのこには。

何かを大切に思うと、その気持ちが相手に宿るような気がする。
たとえば、ちゃんと愛されているぬいぐるみはもっとかわいくなると私は小さい頃からかたくなに信じていて、 たくさんなでたりさわったりするのが私の愛情表現なのだ。
毛玉ができたのも愛されている証拠(?)。ボロくなっても嫌いになんてならないからねー。

人だって愛されていたらぴかぴか輝くようになるし、愛情をたくさんもらって満ち足りている 動物の顔は本当に可愛いし(うちのインコを見るとしみじみそう思う)、愛はそれを受け取った相手を育てるね。


20011212

バッカスチョコレート、職場そばのコンビニで発見。
こんなに近くにいたなんて・・・灯台もと暗し。
もちろんまとめ買い。4箱。(本当は5箱買いたかったのだが恥ずかしくてこらえた)

江國香織の「東京タワー」をとうとう買ってしまった。買うことは決めていたので、 あとは「機が熟すのを待つ」ばかり、という気持ちでいたのだが、我慢できなかった。
新しい本の真ん中をぺりぺり、と開き、しおりの紐をひっぱり出す時が至福だといつも思う。
文庫本でもしおりがきちんとついているものの方が好きだ。新潮文庫が一番好みの形態をしている かもしれないなあ・・・とふと思った。しおりや、紙の手触りや文字の形の雰囲気。
買ってきた本なのだから、どれだけ時間をかけて読んでも、その日に読まなくてもかまわないのに、 私はどうも買った本ほど大急ぎで読みはじめてしまう。そして読み終わるまでは絶対に気がすまない。
その時ばかりは、翌日の朝起きのことなど考えず刹那的に本と向き合ってしまうのだ。
一度読んで「少しなじんだ」存在になるとゆったりと向き合えるようになる。 そうなってからもう一度読むのが好き。
今度は逆に、終わってしまうのがもったいなくて少しずつ大切に味わうような気持ちで読む。


20011211

昨日はチョコの日。
本当に一日中チョコレートばかり食べていた。朝、昼、おやつ、夕、晩。
鼻血出まっせ・・・。
気持ちにぽっかり穴が開いているような気がしてすぅすぅとさみしい。
寂しくなると「甘いもの・・・」と思ってチョコを食べるから、どんどんなくなっていった。

今一番食べたいのが、バッカスチョコレート。
どうしても食べたくてあちこち探しているのだけれど見つからない。 ああ、少し前に見つけた時、ガツンと買いだめしておけばよかった。
夕飯は、ラミーチョコにした。のどがか、っと熱くなりながら食べるのがいいのだ。

冬はグレーのものを着るのが好き。今日は赤いセーターにグレーのパンツを合わせた。そして 紺のダッフルコートを着ると、なんだか「きちんと冬のあたたかい格好」をしているような気がして楽しくなる。
朝が寒くてつらくなってきたので「去年はどうやって乗り切っていたんだっけ」 と思い出してみたら、そっか、寝る前にホカロンをおなかに貼って、朝もそのまま 通勤していたんだった。今年も買わなきゃ。でも去年は貼り方を失敗して低温やけどしたから今年は気をつけよう・・・。


20011210

昨日は手帳を今年のものから来年用のに書き写したり(友達の誕生日など)、 シールを貼ったりしてせっせと準備した。
そのあとは雑誌を眺めてはこれが欲しい、と思った部分を切り抜いたり、 眉毛を抜いたり(ちょっと抜きすぎた・・・)前髪をザクザク切ったり。グルーミング。
合間にとろとろと眠って。
部屋には何時間いたって飽きない、が、かといって「こだわりの部屋」というわけでもなく。
たとえば、文庫のための本棚と寝心地のいいベッドさえあれば私はどこにでも行ける・・・なんて思う。


20011207

街を歩くといろいろなものを差し出される。チラシだとか、ポケットティッシュだとか。
ティッシュは割と素直にもらうほうだ。鼻をかむため以外の、例えば 自転車の汚れふきなどに気楽に使えるから。
でも、基本は避けて歩きたい。
しかし知らん顔すればしたで、これも仕事なのにごめんなさい、と 一瞬思う。そして、そう感じさせるもとになった彼らを恨めしく思ったりするのだ。なんて 筋違いな逆恨み。
混み合っている街を歩くのは、苦手。

人と会うときって、その人のために、自分の心の容量をあけておくというか気持ちを向ける 準備をしておかないと失礼だと思ってる。友達だろうが恋人だろうが。
仕事も大事。
でも、すきな人に会うとなったら、そのときはちゃんと恋人しないと。友達しないと。
それができないなら、会わないほうがかえっていいくらいだと、私は思ってしまう。


20011206

気持ちがくたびれたので本屋へ行った。
今の私に染み込んでくる言葉はどれなのか見つけたくて、それができないと 救われないような必死さで棚に並ぶ本たちとじっくりじっくり向き合う。
最近立ち寄ることが多くなっている、絵本のコーナーへももちろん行った。
ああ「ニルスの不思議な旅」だ、モルゲンとの関係にいつもわくわくしていたな。
「大きな一年生と小さな二年生」、暗い帰り道を一緒にこわがってた。
「小さいモモちゃん」シリーズ、大好きで何度も読んでいたけど、靴になって帰ってくる パパ(今思えばあれは離婚の話でもあった)や、死神の存在が不気味だった。
どんどん記憶がよみがえってきて止まらなくなる。

最近、少し昔の作品(といっても古典まではいかないくらいの)を読んでいるのだが、 それで思ったのは、今に比べ言葉遣いがとても綺麗だな・・・ということ。
ちょっとした一言が、まるでしっとりと濡れたおいしいお菓子のような甘さを持っているような雰囲気があるのだ。
きれいな言葉遣いはそのままで、相手への思いやりや気持ちを示す贈り物となるように思う。


20011205

少し前まで職場に置いて毎日毎日ぐるぐるぐるぐる聴き続けていた ミスチルのベストアルバムをやっと持って帰ってきた。
寝る前に聴くミスチルもいいものだ。疲れきった心に素直にしみる。

最近、なにか心が動きかけると「あああっ、いやだいやだ、面倒くさい」と思って それにフタをして片づけてしまう自分がいる。よくないとは思っているのだけれど・・・。

20011204

冬休みに向け、読みたい本をせっせせっせと買いだめる日々。
まるで冬眠する動物がエサをあなぐらに運ぶように、張り切って本を持ち帰っている。
ああー、年末年始が楽しみだ。本当に楽しみだ。
落ち着ける場所を見つけてずっと居座ってたい。ファミレスでねばるという手もあるな・・・。
ご飯を食べたり、お茶を飲んだり、甘いものを食べたりフルコースでやりながら。


20011203

土曜日はベッドが届く日だったので、起きてすぐにベッドをたたんで玄関に出しておいた。
あー、ベッドがないと広い、部屋が。のびのび。寝る部屋を別にできたら幸せかも・・・ と一瞬思った。
でも、実際にはベッドの上は本を読むための 大切なソファーでもあるので、読書と睡眠がセットの私には絶対に欠かせないのだけれど。
配送を頼んだ時に、一便(朝10時から14時までの間)で届くと言われていたのだが、 前日の夜「明日12時から2時の間に届きます」と留守電が入っていて、感激。 これで2時間、待つ気持ちでいなければならない時間が減る。
そして土曜日は、今度は運送屋さんから「あと10分くらいで着きます」と電話がかかってきた。す、素晴らしい。
「あとどれくらいで着くのか?」とやきもきしなくて済むし、トイレに行きたくなっても 「ああ、でも入った途端に来てしまったら!」と我慢しなくても済む。
運ぶ方も相手が不在で持ち帰る、ということにもならず、お互い助かりバンバンザイだ。
今回のことで、無印良品を改めて見直した。いや、10分前の電話に関しては、 その運送屋さんがきめ細かいのかもしれないが、そこにお願いしている無印はやっぱりえらい。
サービス業というのはこうでなくちゃね・・・としみじみ思ったのだった。

ベッドが新しくなって、うれしい。
今度は、マイナスイオンが出るという毛布(これは無印じゃないけど)が欲しいな。

「さんまのからくりTV」で十朱幸代を久しぶりに見たら、とても綺麗になっていてびっくり。 確かもう58歳くらいのはずだが、きちんと「女性」だ。
母も「この人、離婚したあとブスになっちゃった時期があったけど、また綺麗になったわねー!」と驚いていた。
「今は犬と一緒に暮らしてるらしいし、ストレスの少ない生活をしてるのかしら」とも。
「ストレスは人をきたなくするってこと?」と聞くと 「そうじゃなくて、人には誰でも、必ず一度はきたなくなる時期があるのよ。 いろいろな疲れとかがたまっちゃうんじゃない?」だそうだ。 そこを越えるとまたきれいになれたりするのよ、とのこと。ふむ。
私なんて、月の中でその繰り返しだ。ああー、自分がきたなくていやだ!と人目にも ふれたくなくなるような時期と、まあ、許す、と思えるちょっとうれしい時期と。


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