diary index | ←200202200203200204

20020329

季節の変わり目の不調はまだまだ続く。砂袋をひきずって歩いているような気分。
今年は特にみんなつらく感じるのだと医者が言っていたそうだ。いきなり暖かくなってみたり、また寒くもどってみたり、 季節に翻弄されているということなのかも。
つらいけどうまくつきあっていくしかない、この不調と。
せめて身体からの声にはきちんと耳をかたむけてあげよう。できるだけそれに従うようにして過ごそう。

結局のところ、私がこのページを続けているのは、 どこかひとつでいいから自分が管理できる場所がほしい、我が物顔でいじることができるところがほしい、 そういう気持ちからのような気がする。
今週、BBSとカウンタが一時動かなくなったことで、自分でもびっくりするくらいブルーな気持ちになり 「どうしてここまで?」と不思議だったので考えてみた結果出た結論。
自分がある程度コントロールできる場所を持つことって、気持ちを平らかに保つために大切だと思う。
それはつまり、その場所では自由にふるまえる、ということだから。


20020328

松たか子のベストアルバムを聴いている。
「I STAND ALONE」という曲が前からずっと好きなのだけれど、久しぶりに聴いてみて、ああやっぱりいいな、と思った。

もう 嫌になる事なんて溢れてる

この部分がなんともいえず好きなのだ。言葉とメロディーがマッチしていて。
カラオケでこの部分を歌ったりすると妙にすっきりする。「そうだった、そうだった」と改めて気をひきしめるというか。


20020326

季節の変わり目のせいか、身体がだるい。寝ても寝ても足りない。うー、もっと寝たいよー。
なんというか、いろいろなものの循環が悪い感じだ。気持ちと身体の両方がだるがっているのを無理矢理引きずり出すように して過ごしている。
こういう時は鈍っているから、気をつけないと仕事で凡ミスをしたりするし、人に対する態度もおろそかになったり してしまう。注意注意。

昨日、風水の番組で生まれた月ごとのバイオリズムをやっていたのだが、
「5月生まれのあなた、体調がいまいちすぐれません。うんぬんかんぬん」
うんうんやっぱりそうなんだな、と納得していたら、そのあとの6月生まれも7月生まれも 8月生まれについても「この時期のあなたは体調が思わしくありません」という内容を 表現を少しずつ変えて言っているだけだった。要はみんな体調悪いってことかい!と 思わずツッコミを入れてしまった。
結局今の時期、みんな季節の変わり目にやられているということなのね。


20020325

無印のしみ抜き(ウェットティッシュみたいになっているやつ)を 買おうと思ったら見当たらず、お店の人に聞いたらもうあれはつくるのをやめたんです、と言われショック。
便利だったのに。家用と職場用両方置いておくほど愛用してたのに。
10個くらい買いだめしておけばよかった・・・。

金曜日、地方に住む友達が出てきていたので会った。あいにくの雨だったけれど、 居心地のいいカフェを偶然見つけたので、そこに3時間くらいいた。雨をながめながら、暗くなるまで。
彼女は先週末に彼とケンカをし、それ以来連絡がとれないのだそうだ。
「いったいなにを言ったの?そんなに怒るなんて・・・。思い出してごらん」
「んー、あんまり覚えてないんだよね。でも本人に聞くわけにいかないしさ」
「そりゃそうだ、それは怒りに油を注ぐだけでしょ・・・」
「なんかさ、わかってるんだよね、つついちゃいけないって。でも、なんか二人の関係を確かめてみたくて、 つついてみちゃうの。そうするとそれはまだ全然薄いガラスで、ぱりーんって割れちゃうんだよね」
いつもの元気がない彼女になにをしてあげたらいいのかわからず、ただ影のように、ばあやのように、彼女が 行きたいというお店へついてまわっただけ。

雨のせいか寒かったので、帰りに目の前にあった『富士そば』でさくっと温かいうどんを食べた。
「あったかいものか甘いものを食べると少し元気になるよね」と彼女。
そう言いつつもなんだか元気とは離れた気分なんだけどー、と思ったら彼女も同じだったらしく、二人してちょっとしんみり。
「これってあれだよね、バックに演歌かかってるせいだよね」
「ああ、そうかもね〜」
早く元気になってくれるといいなあ・・・。なにもしてあげられない自分が、いやもちろん なにもできないこともわかっているのだけれど、もどかしかった。


20020322

おとといの夜は職場の友達と例によって「サクっと回転寿司&お茶」をして帰った。少しの解放感とともに。
最近二人で何回か通っているお茶するところがあるのだが、そこのテーブルの広さにはいつ行ってもほれぼれ。
「これくら大きなテーブルを置ける部屋に住みたいっ!」と 両手を広げてさわりまくりながら叫ぶ。広さって、ゆとりってやっぱり気持ちをのびのびさせる気がする。

お茶を飲んだあとに少し甘いものも欲しくなり、マロンパフェを一つ追加注文して二人で半分こして食べた。
最近、生クリームのほんわかした甘さに弱い。食べると「甘やかされている」という気がするのがいいのだ。


20020320

お風呂からあがって寝るまでの間、必ずJ-WAVEをかけている。
ちょうどその時間帯は各曜日毎に違うアーティストの番組(ちなみに木曜日がスガシカオ)をやっているのだが、昨日も今日も 「おさかな天国」について話していたので笑ってしまった。

さかなさかなさかな〜さかな〜を食べると〜♪
あたまあたまあたま〜あたま〜がよくなる〜♪

なつかしいなあ、大学時代に買い物していたスーパーでよくかかっていた気がする。
(たしか肉のテーマ曲みたいなものもあったような・・・)
スーパーの、あの能天気なエンドレステーマ曲ってなんだか楽しいから好き。
罪のないすりこみ、って感じで。
ちなみに、時々頭の中で替え歌を作って歌っている。

なまけなまけなまけ〜なまけ〜と遊ぶと〜♪←「なまけたろう」のこと
あたまあたまあたま〜あたま〜がほぐれる〜♪


20020319

平日のお昼ご飯って大切。
働いている一日の真ん中のストレス解消、気分転換なんだなーと最近つくづく実感している。
昨日はさばの味噌煮弁当を食べた。その他切干大根、野菜の煮物など。 漬物、箸休めの甘い煮豆まできれーいに食べて、とっても満足した。
昼ご飯だけはしっかり、食べたいと思うものを食べる。そう決めてからは 毎日昼が楽しみで楽しみでしかたない。朝、職場に向かって歩いている時から「今日はあそこのサンドイッチにしよう」だの 「今日はさっぱりとお茶漬けかな」などと考えているほど。(朝ご飯はこの時点でまだなにも 食べていないのに、すでにすっとばして気持ちは昼へ)
「趣味は毎日のお昼ご飯をなににするか考えること」と言っても大げさではないくらい、楽しんでます。


20020315

Spring has come.
なぜか英語でつぶやきたくなった。それくらい(ちょっと浮き立っておかしくなるくらい)今日は暖かい。
朝は雨が降っていた。雨の日って肌に当たる空気がとろりとやわらかく感じる。
歩いているといろいろな匂いがしてくるのが楽しい。雨の日のほうが匂いの粒子が濃いような気がする。
木のそばを通った時の一瞬むっとくるような植物の強い匂いは、晴れた日にはあまり感じられないと思うし。
植物の生命力をもらおうと、思わず深呼吸した。


20020314

TBSアナウンサーの安住さん(大好き)を見た。3メートル先くらいの距離で。
先に職場を出ていた友達から電話がかかってきて「今、安住さんが下にいるよ!」 と教えてくれたのだ。もちろん、飛んでいった。
かっこよかった・・・。
「レシートチェック」というコーナーの撮影だったらしく、家に帰ってから母に聞いたら、 なにか珍しいお店や商品のレシートを持っていると話が盛り上がってよい、とのこと。
「あんたも映ればよかったのに」と母。
「いや、でもこんなぼろぼろのキタナイ顔でテレビに映っちゃいけないと思って」
「だいじょうぶよー、夜でよくわからないし、みんな仕事帰りの疲れた顔で映ってるから」
そっか、じゃあ今度見かけたらずうずうしく前に出ていってみようかな。うー、直接話したい!
レシートは毎日その日の分を整理して手帳に書き留めてから捨ててしまうので、 あとで財布をのぞいてみたら一枚も入っていなかった。
次回遭遇した時のために面白そうなレシートをとっておこうっと。


20020313

昨日の朝、家を出てしばらく歩いてからなにかが足りないと気がついた。
「そういえば今朝、マスカラつけてない!」少しでも地味顔をなんとかしたい私にとって、マスカラは命。
家に戻ってちゃちゃっとつけてから出かけた。
昨日は仕事がらみの感情のぶつかりあいに巻き込まれ、少し疲れた、気持ちが。
本当はとろうと思っていた有給も結局そのごたごたがらみでとりそびれる。
こんな日は早く帰ろうと思ったのだけれど、結局なりゆきで友達と夕飯を食べに行くことに。
あーなんだか今日はタイミングずれまくってるなあ・・・と思いながら 家の前に着いたら、別の階に住んでいる、いつも酔っ払った感じで 一度だけ乗り合わせてしまった時にからまれて嫌な思いをしたおじさんがエレベーターを待っているのが 見えた。迷わず素通りし、寄りたくもないコンビニで野菜ジュースを買ってから帰った。やっぱりタイミング、ずれてる。
本当にちょっと危険な感じの人なので、毎日エレベーターを乗り降りする時はぴっと緊張する、どんなに疲れていても。
有給がとれなくてがっかりしていたら、母に「いいじゃない、もう明日は休みのつもりでぼーっとしとけば」と 言われて少し気が軽くなったのだけれど。
そんな、昨日と今日。

今朝はこれから、本を読む。それで回復。
こういう時、本さえ読めれば機嫌よくいられる自分でよかったなあ、手軽だもんなあ、と思う。


20020311

最近、小池栄子がなんだか好き。健康的な感じにひかれる。
昨日も、番組の中で大口をあけてもりもり食べているところに 見とれてしまった。ピザ一切れを一口で食べたところなんて、特に。

本棚の整理をした。棚に入りきらずに「もしかしたら古本屋に売る?でも 重くて持っていくのがつらいからお風呂で読んで燃焼しつくしてから捨てるかも袋(長い)」 が二つもできてしまった。
土曜日にお昼を食べた店に天井までの高さの大きな白い棚があり、そこに 雑貨などが飾られていたのだが、私も部屋にこういう棚が欲しい。
壁一面が本棚になっている部屋に住むのが夢。それがあったらあとはベッドしか置きたくない。
ホテルみたいな部屋に住みたいなあ、いつか。


20020308

私は気になる作家を見つけると、とにかくできるだけ多くの作品をかき集めるようにして 手に入れ一通り読んでみないと気がすまない。その期間はその作家の世界に どっぷり浸かると決めて。
夜寝る前に読む本は別(適度なところで切り上げられるものがいい)だけれど、それ以外の時間は ひたすら同じ作家のものを読み続け、間に他の作家をサンドイッチしないのがコツ。
最近久しぶりに、浸かりたい作家を見つけた。貫井徳郎という人。(というか気になってはいたのだが 手を出さないで様子をみていたのをとうとう出した、というのが正しい)
まず「失踪症候群」と「誘拐症候群」を買って読み、面白かったのでさらに「慟哭」を買った。そして昨日は彼の作品で 文庫になっているものを前もって調べてから本屋へ行き、一気に4冊買ってきた。
しばらく読むものには困らない。うれしい。そのうちの1冊なんて、文庫なのに1000円するという 気合いの入った厚みで、ああ、こういう本を連れてぷらりと旅に出たいものだとしみじみ思う。

今日もまた本屋へ行って、今度は高木美保の「木立ちの中に引っ越しました」を買って帰ろう。


20020307

昨日は仕事帰りに久しぶりに友達と飲みに行き、家に着いたのはすでに「明日(つまり今日)」 の時間だった。ああ。
そんな時間からお風呂に入ると、なんだか「もうここまできたら(寝るのは)1時も2時も3時も一緒」というやけくそな気分になる。

きちんと寝て正しく朝を迎えられなかった日って嫌い。いつもの時間に起きても、なんだか調子が出ないし。
うまく言えないけどその日一日へのやる気が半減するような気さえする。
飲みに行くのは好きな方だとは思う(くだけて話せるあの空気はやっぱり楽しい)けど、 最近はそれよりも生活のリズムを崩したくない思いの方が勝っているのかな。

大切なのは快適に暮らすことと、習慣を守ることだ。
そう思いながら、私は本の頁をめくる。
(江國香織「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」−愛しいひとが、もうすぐここにやってくる−より)


20020306

眠りにつく時の、自分の「ためらいのなさ」ぶりが好きだ。
寝ると決め本を閉じ、電気を消して布団に入った途端(最近は音楽すらかけない)、私は眠りに向かって 突き進む。そして本当に次の瞬間には大抵眠っている。
いつもこのくらい、きっぱりしていられたらいいのに、と思う。迷いなく。


20020305

仕事帰りにさくっと回転寿司で好きなネタを6皿くらい食べて帰ることが最近のマイブーム。
これが思いのほか楽しくて、職場の友達と帰るタイミングが合うと「寄ってく?」と うきうきと向かう。山盛りのガリを食べて、お茶もがぶがぶ飲んで、正味20分くらい。
そしてさわやかに駅前で別れる。これが、楽しい。


20020304

「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」(江國香織著)を買った。
予定では3月5日刊行となっていたが、もしかしたらもう本屋にはあるんじゃないかなと だめもとでのぞいてみたら、やはりあったのだ。
でも、もう少し楽しみにとっておくか・・・と通り過ぎかけたその時、「サイン本」の表示が目に入り引き返す。
表紙を開いてみたらそこにはたしかに、「江國香織」と特徴ある彼女の直筆があった。
それが決め手となり、結局これが「今月のごほうび本」となったのだった。(ホワイトデーには 別の本を買ってもらうことにした)

もう働きはじめて6年目になろうとしているのに、 いまだに私は単行本を自分の力 ―つまりは自分が働いたお金― で買う度になんだか 誇らしいような、自分が大人になったような気持ちになる。もう十分大人なのに。
なにせ私は「欲しい単行本を迷わず買える」ようになることを目指して働いているから。
単行本が本棚に増えれば増えた分だけ、そこへと近づいているような錯覚に陥ることができて楽しくなるのだ。

20020301

おぼえがき。

「とらばいゆ」が観たい。(「アベックモンマリ」の監督の作品)3月23日(土)から新宿にて。
「マルホランド・ドライブ」が観たい。(公開中)

「クナイプ」(入浴剤のものすごいの)が欲しい。

来週、江國香織の短編集発売。たぶん買う。


diary index | ←200202200203200204