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20040226

今年こそ絶対旅行に行きたい。一番確実なのは遠方でやる友達の結婚式とセットにすることだが・・・。できればそれとは別に行きたい〜。

所在なさをもてあましにいく。
時間の長さを痛感する。
そんなときが、人生にはなくちゃいけない。
(田辺聖子「夢のように日は過ぎて」)

そうです、そんなときもなくちゃいけません。
たまには時間の長さを痛感してみたいなあ・・・。
一日をゆっくり過ごして、それでもまだ夜は長くて「ああ、まだまだ時間がたくさんあるね! 何をしようか〜」と楽しく悩んだりしたい。


20040225

久しぶりにゆっくり本屋を見てまわった。久しぶりすぎて、鈍っている・・・本を見つける力が。
何か読むものが欲しいのになかなか見つけられなくて、本当に苦しかったー。
前から迷っている「砂の器」を買おうかなと思ったり、「検屍官」シリーズを今日からコツコツと1冊ずつ買っていこうかと思ったりさんざん迷う。売り場の中を、まるで檻の中のゴリラみたいにうろうろうろうろしまくった。
桐野夏生の「玉蘭」にしようと決めかけたところでもう一度だけ棚を眺めに行き、結局田辺聖子の本を2冊買った。この人の文章が今の自分には一番あっている気がする、と思って。
カラッとしている中にピリっときいた表現があり、ところどころで「おおっ」と思いながら読んでいるところ。

スピッツの「スピカ」という曲に今度ははまる。

この坂道もそろそろピークで
バカらしい嘘も消え去りそうです
やがて来る 大好きな季節を思い描いてたら
ちょうどいい頃に素敵なコードで
物凄い高さに届きそうです
(スピッツ「スピカ」)

春がくるんだなあー。
ぽーんと飛べそうな気持ちになる曲。


20040223

読んだもの。
「奇跡」岡本敏子

いくら小説だと言われても、どうしても岡本太郎さんとの関係を想像しながら読んでしまった・・・。
男女が一緒にいる意味って、女性は女性の部分を、男性は男性の部分をいい意味で引き出しあっていけるところにあるのではないかなあ、と思った。


20040220

仕事をしながらミスチルのベストを聴いていたら、この部分に耳がぴったりはりついて離れなくなった。

近頃じゃ夕食の 話題でさえ仕事に 汚染されていて
様々な角度から 物事を見ていたら 自分を見失ってた

入り組んでる 関係の中で いつも帳尻 合わせるけど
Ah 君は君のままに 静かな暮らしの中で
時には風に身を任せるのも いいじゃない Oh Miss yourself
(Mr.Children「イノセントワールド」)

しみる、しみる・・・。

自分の心に何かが足りないような気がしている時、ふっと読み返した本や聴いている曲の歌詞の中にそこを埋めてくれるものを見つけることがある。そういう時って、心がいつもより少し敏感になっているので、自分の欲しいものを逃すまい! という働きがいつもより強いのではないだろうか。
まるで身体に必要な栄養素が入っていくみたいに言葉がすぅっとしみていくのがわかるのだ。
そして、「あ、自分の中に変化があったなあ。人ってやっぱり、いつもいつまでも同じではいないんだ〜」と改めて思うし、まるで「ああ、そこそこ!」とちょうどいいツボを押してもらったようななんともいえない心地よさがある。気持ちの疲れがとれる感じ。

そして今、頭の中をぐるぐるまわっているのは、スピッツの「俺のすべて」という曲。前から好きだったのだけれど、最近久しぶりに聴いてやっぱりいい! と思った。

燃えるようなアバンチュール うすい胸を焦がす
これが俺のすべて
(スピッツ「俺のすべて」)

いいんですよこの部分が・・・。

20040217

毎朝職場の掃除をしてくれる人の中に、一人だけ私を認識(毎朝早く来てると)してくれて、時々話し掛けてくれるようになった人がいる。
その人と朝、タイミングよく挨拶を交わすことができると、気持ちがほくっとする。いい一日の始まりになったなあ〜と思い、なんだかにこにこしてしまう。
気持ちのいい挨拶が心にくれるものって大きい。


20040216

職場の友達から、カーペンターズのベストアルバムを「これ持ってる?」と聞かれ、「持ってないよー」と答えると「じゃああげる!」とくれた。「え、なんで?」と聞くと「○○くん(夫)も私も同じアルバムを持ってたから」と。そういうことなら、とありがたくもらうことにした。
そうかー結婚や誰かと一緒に住むって、今まで自分が持っていたものと相手が持っているものとが一緒になることでもあるんだなあ、と改めて思う。

週末は、とにかくたががはずれたように寝まくった。
読んだもの。
「クリスマスローズの殺人」柴田よしき
「カウンセラー」松岡圭祐
「天の瞳 あすなろ編2」灰谷健次郎
「指を切る女」池永陽
「ZOO」乙一
「往復書簡」小泉今日子&こぐれひでこ
「渡辺パコの35歳からは好きなことでお金を稼ぐ」渡辺パコ
「バカの壁」養老孟司


20040213

なぜだかむしょうにレバ刺しが食べたい。よりによってなぜそんな血なまぐさいものを・・・。
それもまだ、今までに2回くらいしか食べたことはないし、それほど好きな食べ物というわけでもないのに。そんなに血が足りてないんだろーか。

昨日の夜、残業中の夜食として春雨スープを飲んだら、その塩分のせいか一気に手や顔がむくみだしたのにびっくりした。みるみるうちにむくんでいくんだもの! こわかった〜!
そしてしっかりおなかもこわして苦しみました・・・。


20040212

沖縄(西表島産)の黒糖を最近食べている。よく食べる黒糖よりも味が格段に濃い!
えいよおおおおおーー、と身体に元気が注入される感じ。
そうか、食べ物って生き物で、そこからエネルギーをもらっているんだ、と改めて思えるくらい、生命力の強い味なのだ。
実際とても身体にいいらしい。
調べてみたら、各種ビタミンやカルシウム・鉄などのミネラルを豊富に含み、貧血予防や中性脂肪の低下(つまりは食べても太りにくい)などに効果あり、と書いてあった。おお、これはすごい! と思わず友達に熱くこの効能を語り「疲れた時に食べるといいと思う!」と勧めてしまったほど。


20040210

自分の中にわーっとゆとりがなくなって、足を踏み鳴らしたい思いに駆られた昨日。
このままではいかんと思い、慌ててヨーグルトを買って食べたり(カルシウム補給)、お昼用に買っておいて食べられなかったパンを「食べてくれない?」と若者にあげて「うまい!」と喜んでもらって癒されたりした。若い女の子に甘いものを買ってきてあげるおじさんの気持ちが少しわかったような・・・。
そして今度は同じ仕事をしている年上の人に「まだ昼食べてないんです〜」と訴え、コンビニでお菓子を買ってもらった。
「これ食べたかったので買ってください」(甘いお菓子を差し出す)
「それだけでいいの?」
「じゃあこれも買ってください〜」(せんべいを差し出す)
甘やかされるってすてき。

この間買った、とっても履きやすい靴を履くようにしたら、夜遅くまで残業しても足が痛くなったりむくんだりしなくなった。感動・・・。靴って大事なんだなあ〜! と改めて実感。

20040209

週末に読んだもの。
「どうすればほめてもらえるの?」まついなつき
「ジャージの二人」長嶋有
最近気になる、長嶋有。「クウネル」で「褒め負ける俺」というエッセイを読んでからかなり好き。この人の書いたエッセイをもっと読んでみたいなあ。


20040205

と、思ったら今度はすらりとスマートで、何でもできてしまう人がやってきた〜。
あ、テレビのことです。多機能な薄型テレビさんがやってきました。
お店の人に「(持って帰るのは)無茶だ、配送にしろ」と止められたのを説得して、自分で持って帰ってきたそうだ・・・。配送だと届くのに5、6日くらいかかってしまうから、と。ど根性すぎる・・・。
帰ると、アナログ放送すらつかない、無言のテレビを前にへとへとになっている母の姿が。
「このままつかなかったらどうしようかと思った」と、真っ暗な気持ちだったらしい。説明書を見ながらコードをつなぎ直し、無事映ってバンバンザイ。
映像が綺麗なことにまた感動。すべてがくっきり。おじさんのドアップなんかもくっきり・・・。
風景が映った時が一番しあわせ。旅番組とか見たら楽しいだろうなあ〜!
口々に、「きれいだね!」「きれいだねえ〜」とばかみたいに繰り返しながら見てしまう。天気予報を見るのですら、楽しくてしょうがない。


20040204

もともと家にあった大きなテレビが壊れてから、ずっと代役を務めてくれていた小型のテレビがとうとう壊れてしまった・・・。大学時代から使っているので、もう約12年。寿命か〜。
しかし、テレビが映らないのってとてもつまらない。会社から帰ってテレビをぼぅっとみて気をゆるめたり、週末にテレビの音をBGMにしつつ本を読んだり、みているうちにぱた、っと寝てしまったり、私の生活はかなりテレビとべったりなので。
ああ〜。いやいや、テレビのない生活なんていや〜。
母もテレビでいろいろみるのを楽しみにしている人なので、二人してなんとなくしん、とさみしい気持ちになっています・・・。
いつも家の中で明るくいろいろしゃべっていた人が、いきなり黙りこくって何も話してくれなくなってしまったような感じ・・・。


20040202

「ドラッグストア・ガール」という映画が気になったのでネットで調べてみると、これまた宮藤官九郎。大活躍ですなー。

読んだもの。
「王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法」よしもとばなな
「号泣する準備はできていた」江國香織
男性が読むと、少し恐怖するかもしれない。でも女性はきっと、ああ、こういう気持ちわかる、と思うのではないかな。
「潤一」井上荒野
「蒼い瞳とニュアージュ」松岡圭祐
「蛇にピアス」金原ひとみ
「ヤンキー母校に生きる」義家弘介
「いまこの瞬間愛しているということ」辻仁成
「anego」林真理子
この本、軽く読めるけどとても面白い。そしていろいろと考えさせられた。
特に、自分をごまかしては生きられない、ということについて。


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