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20041029

また、おいしくないものを作ってしまう。
ナスのしょうが焼きを、普通に焼いてしょうが醤油をかけるのではなく、しょうが醤油に料理酒を混ぜたもので蒸し焼きにしてみたのだ。こうしたらきっと、味がしみてよりおいしいはず! と思って。
頭の中で描いていたイメージは、カンペキだった。
でも、食べてみたら・・・しょうがの味がきつすぎて、舌に痛いほどだった・・・。
責任をとって全部たいらげたけど、4本も焼くんじゃなかったと大後悔。ああ、普通に作ればよかった。
どうしてこう、ただ焼くだけとか、具を切って乗せるだけとか、水でもどして混ぜるだけとかいう、単純なものほど失敗するのだろう。ごまかしがきかないからってことか。逆に作り方がちょっと難しくて、これは失敗するかも! と思うものほど案外おいしくできたりするんだよなあ。
あまり考えずにぱぱっと作ったものがいつもおいしい、そういう人に私はなりたい・・・。


20041028

考えてみると、毎日の生活の中で使っているパスワードって、実はかなり多い。
銀行、郵便局のカード、図書館の利用カード、プライベートで利用しているメールアカウント、職場のメールアカウント、作業するサーバーに入るためのものが数種類、その他サイトを利用するために登録したものもいくつも。ざっと考えてみただけでもこれだけある・・・。
時々、どれがどのパスワードだったかわけがわからなくなって、「たくさんの女性とつきあっている男の人が、今一緒にいる人は誰だったけ? と自信がなくなったり、名前を呼び間違えたりするのってこんな感じなのでは」などとあほなことを考える。

最近「いい意味で自分の年齢を意識していたい」と思う。
「30代の女性として、どんな風になっていきたいか」と常にどこかで思いながら過ごしていたいと。
話し方や、行動や。


20041027

すでに健康診断を終えている人たちに、「どうでした?」と聞いたら「腎臓に石が・・・」だの「胃潰瘍ができてた」だの「ポリープが今7ミリで、これが1センチになったらガンかもしれなくてやばいから手術らしい。でも手術するのに危険な場所だって言われた」だの「痛風です」だの恐ろしい話ばかりが出てきたのでふるえあがる。みんな、体内が病気のデパートみたいだ・・・。
毎日早く出社してほとんどほぼ定時くらいに帰っているような人でもそんなことになっていたので、かなり憂鬱になる。去年から今年はじめにかけて、無理したからなあ。ああ、こわいよう・・・。なにもでませんように!

ちょっと最近、また調子にのりかけている(健康を過信しはじめている)ので、気を引き締めていかないと。
彼はとにかく「毎日の食事と睡眠がとにかく大切」という人なので、いまだに朝や昼ご飯をあまりきちんと食べないことが多い私はしょっちゅう怒られている。
社会人になってからちゃんと食事を摂る習慣がどんどんなくなっていっていたので、そんなにいきなり毎日きちんと食べられないんだよう、とも思うが・・・でも、4年前にぶったおれた時、あれはあきらかに食生活のせいだったからなあ・・・。
まともに食事を摂らずにサプリメントや胃薬や鎮痛剤に頼りまくっていた結果、本気で死んだ方がましかも、いや、原因不明のこの高熱で死ぬのかも、とさえ思ったくらい苦しい思いをした。いつ治るのか目処がなかなかたたなくて、本当に不安だった。
あの苦しさは、こうやって時々思い出すようにして絶対一生忘れたらいけないな、と思う。二度とあんな風にならないために、毎日コツコツと健康貯金を積み立てていかないと。
それに、最初に彼をいいな、と思ったのって、そうやって自分の健康をちゃんと大切にしているところもあったんだった。
お酒を大量に飲むこともなく、タバコも吸わない。外食の脂っこいものなどはあまり好きじゃなくて、野菜好き。健康をこわしてまで、仕事で無理をしない。その健全さにひかれたし、自分もこうなりたいなと思った。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」って、本当にそうだと思うし。


20041026

久しぶりにカレーを作った。
いつも、だいたい土日のどちらかにカレーを作るのだが、ここ数週間作っていなかったせいかずーっとカレー味に飢えていて、食べたい気持ちをカレー味のカップラーメンやカレーパンなどでごまかしていたのだ・・・。やっと本物(?)を食べることができてうれしい。
温かいもの、煮込んだものをよりおいしく食べられるのが冬の楽しみだなあ、と思う。

最近、打ち合わせの場などが殺伐とした雰囲気になりがちで、人間関係ももつれ気味なので「そういうのはいやだねえ・・・」と話していた時に同じプロジェクトの男性が言っていた言葉。
「職場で全く人を信用できなくても、どこかで、親でもいいけど、絶対信用できる人、というのが必要だよ。
それが根っこになって、人と信頼関係を築ける。
すくなくとも、自分以外の、他人とは分かり合えるところがあるのだという支えみたいなものが必要だと思う。
で、その家庭でのしっかりとした絆(人間関係)が無ければ、家庭じゃなくてもいいんだけど、職場でも人といい関係を築けないんだと思うんだな・・・」
たしかに。それはなんだか、すごく身にしみてわかる。
人を受け入れよう、分かり合えるように努力してみよう、という気持ちになるためには、自分も誰かに受け入れられている、と感じる必要があると思うから。そして、受け入れられるためには、自分もその人を受け入れようとすることが必要。
拒絶の気持ちからは、なにも生まれないんだよなあ・・・と思う。


20041025

豆乳に野菜ジュースを混ぜたものを朝ご飯として飲むようにすると、普段の食生活で不足しがちなミネラル類がかなりきちんと摂れるので自然と前ほどたくさん食べることがなくなり、無理なく痩せるらしい。その上、体調もよくなるらしい。
本当は、毎朝野菜ジュースをジューサーで作るのがベストだが、無理なら市販の野菜ジュースでもいいとのこと。
で、試してみました。市販の豆乳&野菜ジュース。ものぐさな私は、その2つのパックを一緒に持って、ストローを2本同時に吸って飲むという乱暴な方法をとる。人には見せられない姿だなあ。
身体にはいいだろうけど、でもこの組み合わせって、そんなにおいしくはないんじゃ・・・? とあまり期待しないで飲んだのだが、びっくり。かなりおいしい! 豆乳だけで飲むよりもおいしいよう〜。こりゃあいい。しばらく続けてみようっと。
来週は恐怖の健康診断だし・・・。

読んだもの。
「ミルク」大道珠貴
「永遠の仔1〜3」天童荒太
文庫で再読。これを読むのは心が元気な時じゃないと、と思っていたのに、それほど元気じゃないのに読んでしまった・・・。でも、よかったと思う、読んで。


20041022

職場で使っていたヘッドホンが壊れてしまい、しばらく音楽を聴けなかったのだが、つらかったー。音楽のおかげで、いかに今まで集中しやすかったのか、そして気分転換も出来ていたのかが改めてわかった。
久しぶりに聴くミスチルやスガシカオのしみわたること!
音楽のある生活バンザイ。

ドラマ「黒革の手帖」をみるのを楽しみに一週間過ごしていたのに、日本シリーズが長引きまくったため中止に。悲しい・・・。
でも、原作本を買ったのでむさぼり読み中。


20041021

またまた心の中がごちゃごちゃに。もう、オイラ疲れたよ・・・自分で自分に。
いろいろ考えすぎるんだよ、と言われたのだがまさにその通り。また悪い癖が・・・。
それってまるで、入る必要のないせまーい箱の中に、自ら進んで入って扉を閉めて「いやだいやだここはせまいくるしい」とつらくなっているようなものだよなあ。で、誰も「そこに入ってろ」なんて言っていないのに、鍵もかかっていないのに、出れないでいる、そんな感じだ。
もう、この考えすぎの箱をどこかに捨ててきたい・・・。そして「ぽかん」とした気楽な部分だけ残したい。

職場の女性が「子どもを産むのが一番、子宮の調子をよくするためにいいんだって」と教えてくれた。ああ、だから出産後に、生理痛がひどかった人が楽になったりもするのか〜。
子宮の、子どもを産む機能を使わないでいると体調に影響することもあるよ、ということなのかな。
思わず、使われていない道具が少しずつ錆びていく様子を自分の身体に当てはめて思い浮かべてしまった・・・。


20041020

仕事の打ち合わせをずうぅっとやっていて帰りが遅くなる。ここ1年くらいの間ずうぅっと話し続け、結論が出ないままでいる件について。これで何度目だろう同じ話をするのは・・・と思いながら話す。
どう思う? と聞かれる度に同じことを言い続け、それがあまりに同じところをぐるぐる回っているので、そのうち「ちびくろサンボ」のトラたちみたいにバターになってしまいそうな気分だ・・・。 どうしてみんな、割とシンプルなはずの話をわざわざややこしくするんだろう? ほんとーうに、くたびれた。

今週のアンアンのテーマは「人気者の法則」。表紙に北島康介が。「超人気者・北島康介に急接近。」と目次にあったが、そんなに人気者だったのか・・・。
そしてガッツ石松も登場。しかし「あえてバカを貫く心意気を学ぶ。」ってタイトルはどうなんだろう?
きっと本人は「あえてバカを貫いている」つもりはないんじゃないだろうか・・・。
「思わずみんなが笑顔になる、心温まるユーモアセンスが正解。」このページだけ立ち読みしようっと。
「奥田民生先輩に教えてもらおう。"愛され系"人生への道。」もちょっと気になる。
生まれ変わったら、彼のような雰囲気を持つ男性に生まれたい・・・と思っているくらい、なんだか惹かれる人なので。


20041019

今朝のびっくり。
コンビニで「これおいしそう」と思って手に取ったパンのカロリーが641kcalもあったこと。
下手したら一食分より多い! こんなの食べたら大変なこと(?)に!
目を丸くしたまま、そうっと棚にもどしました・・・。

箱根で買ってきたアジの干物とさつま揚げを夕飯に食べた。大根おろしつき。お、おいしいよう〜。
魚って本当においしいなあ、しあわせだーと改めて思いながら食べた。
干物はまだ3枚ある・・・うれしい。さばのみりん焼きもある・・・うれしい。

私は朝早めに出社しているので、シフトの朝勤務の人と時々一緒になる。その部署は土日も交替で出社だし、夜勤務だと23時くらいまで対応、そしてなにかあれば随時家からも対応・・・というハードさ。
たぶん一番、ずーっと安定して長時間働いている人たちだろうなあ、職人さんたちみたいにこの道一筋! って感じだなあ、と思っていたのだが、最近は少しその傾向が変わってきたらしい。
お子さんのお迎えに行くために、絶対に毎日定時で帰る女性が最近入社してきたため、それをきっかけに他の人たちもできるだけ早く帰ろうとする雰囲気が出てきたのだそうだ。
それって、いいことだと思う・・・。それまでそのチーム全員が「仕事中心!」という感じでガッチリ固められていたのが、少しほどけた感じで。
「仕事中心仕事最優先」の人と「仕事も大事だがそれ以外に同じくらい、あるいはもっと大事なものあり」の人。どちらが正解でも不正解でもない。仕事とどうつきあっていくかという姿勢の違いなだけ。
でも、そのどちらかのタイプの人たちしかいない! という状態は、つらいと思うのだ・・・。どっちもあり、がいいなと。

相手を大切にするということは、相手が大切にしているものも理解して、受け入れようとすることでもあると思う。考え方や、生き方への姿勢や。
それがたとえ自分とは異なっていても、相手にとってはとても大切なのだと理解すること。
最近、仕事における考え方の違いがかなりはっきりすることが職場で多い。
「うーん、どうしてそういうやり方をするのかわからないな」とか「どうしてそこまで評価されることにこだわるのだ?」などと不思議に思うことがかなりあるのだけれど、でもそれはきっと、相手にとっては仕事に求めるとても大きなポイントなのだろうから、そこに気持ちをちょっと添わせてみて、理解しようと努力することも時には必要なんだろうな・・・と思っているところ。
たぶん今、自分が家で母から理解してもらえない状態がしばらく続いていて「お母さんの考え方はわかったけど、私はそうは考えないんだよ。その違いをわかっておくれよ」という気持ちでずっといるから、よけいにそう思ったんだろうなあ。


20041018

2年ぶりくらいに温泉へ。

1日目。晴れ。初ロマンスカーで箱根へ向かう。一番後ろの展望席に座れたので、眺めがすごくよかった。旅気分満喫。
箱根湯本から電車を乗り継いで「彫刻の森美術館」へ。ひそかにずーっと行ってみたかったところ。CMがTVで流れていた頃なんて、特に。
外に美術品が展示してあるので、散歩しながら見られるのがいいねえ・・・と思いながらくまなくまわる。平日ということもあり空いていたので、本当は子どもしかやっちゃいけない巨大ハンモックもこっそりやったりして満喫しまくり! 楽しかったー。
宿へ戻り、温泉に入ってきてからご飯。温泉宿の夕飯は早い。遅くても18時半には始まるのだ・・・。なんて健康的。
品数のものすごく多い、おいしいご飯だった。食べ終わってからまたお風呂に入る。贅沢・・・。

2日目。曇り。バスで芦ノ湖のそばまで行く。箱根神社でお参りをしてから、まず手こぎボートで行けるところまで行ってみた。遊覧船が通ったあとにできる波にうまく乗ってみたりする。
そのあと遊覧船で桃源台まで移動し、そこからロープウェイで大涌谷へ。1個食べると7年長生きできるという黒タマゴ(温泉でゆでた玉子)を食べ、お財布に入れておくと黒字になるという黒玉子キーホルダーもおみやげに買った。
強羅公園まで行き、中のカフェでお昼を食べる。かなり寒かったので、この頃にはちょっと気もそぞろに・・・。
そのあと強羅まで出て、ふかしたての温泉まんじゅうを歩き食いしてから、のんびり宿に戻りまたお風呂、夕飯、お風呂。

3日目。晴れ。仙石原へすすきを見に行く。すごい迫力だった・・・。タイトル「実りの秋」という感じ。
よもぎソフトクリームとよもぎ団子を食べながら湿生花園へ。小さい尾瀬みたいなところ。
お昼におそばを食べてから今度はガラスの森へ。外にあった、大量のガラス玉が枝に飾られている木がものすごくきれいだった。
バスで箱根湯本の方までもどり、干物やらさつま揚げやら、ご飯のお供をしっかり買いこんでから帰ってきた。

ああ、あっという間だったなあ。また行きたいなあ。
帰りの電車の中ですでに、箱根の町と泊まった宿が恋しくなっていたくらい、帰りたくなかった・・・。
最後に温泉に行った時以上に、自分がこういうペースを求めるようになっているのを痛感。
「こういうペース」とは、夜は早い時間にゆっくりと時間をかけて夕飯を食べ、お風呂に入ってからもまだまだ夜が長くて、のんびりしてからでも12時前には絶対寝ることができるような、そんな生活のこと。
のんびりするって、いいなあ。

私たちの部屋にご飯を持ってきてくれたりした女性が言っていた、「私はこの歳(60歳くらい)になってやっと、人生の楽しさがわかってきた感じなんですよ。だから今、毎日が楽しくてしかたがないんです」という言葉が心に残った。
そんな風にさらっと言えるような、いい人生をおくりたい〜、と思った。


20041014

「赤ちゃん退職友達」(これからはこう呼ぶことにする)と昼ご飯。すっかりおなかが! 育っている〜!
でも、検診の時にちょうどぐるん、と逆子の体勢だったらしく、性別はわからなかったとのこと。うーん、楽しみがまた一か月先に。
彼女たち夫婦は、お互いの写真を携帯の待ち受けにしているくらいのラブラブぶりなのだが、同じくらいラブラブな夫婦が社内にもう一組いるらしい。その人と「世界ラブラブ夫婦選手権があったら私たちが1位と2位ですね」と言い合っていたのだそうだ。うーん、そんなにきっぱりと、私たちラブラブ! と言えるってすごいなあ。
私たちも仲良しだけど、なんとなく「ラブラブなの♪」というところにはいない気が。

海外に出張していた友達から、おみやげにローズクォーツのブレスレットをもらった。お店の人が、ちゃんとお清めをしてから売ってくれたらしい。忙しい合間に買ってきてくれた気持ちがすごくうれしかった。お守りにするつもり。

昨日はうどん屋で味噌煮込みうどんを食べた。貝やお麩が入っていておいしかったー。
その店は飲み屋としても営業しているので、隣にはすっかり酔っ払って熱く仕事について語っているおじさん二人が。店を出ると、同じく酔った3人のおじさんたちが、ラーメンにするかうどんにするかでにぎやかに悩んでいた。
なんだか・・・それらの様子を見ていたら「今の自分は、こういうおじさんたちの方に気持ち的に近いところにいるような気がするなあ・・・」と思った。ちょうど、仕事のことでごたごたし、やりきれない気持ちにもなったばかりだったので、よけいに。
働き始めたばかりの頃は、ただ「酔っ払いは嫌だなあ、うるさいなあ」としか思わなかった。でも、それなりに働いてきて、少しは厳しさも経験したせいか、最近は酔っ払っているおじさんたちを見ると逆に「ああ、こんなに立派な男性たちでも仕事でつらいことがあるんだ・・・」と親近感を覚えたり、「私なんてまだまだ甘い。また頑張ろう」と思えたりするようになってきた。

明日から今年2回目の旅行。今年は活動的だー。
今回はまったり温泉へ。
どの本を持っていこう・・・といつものように悩み中。実際にはほとんど読むことはないだろうとわかってはいるのだけれど、こうやって選ぶ時間もまた、旅の楽しみのうち。


20041013

また、気持ちがこんがらかる。自分でもなにがなんだかよくわからなくて、もつれた毛糸をほぐしていくみたいに、思ったことをぽつりぽつりと話していった。
その様子を客観的に上で見ている自分もいて、「あほだなあこの人・・・」と思っているのを感じながら。

自分の心の動きの素早さには時々ついていけなくなる。朝思っていたことと午後思うことが、全く逆だったり。朝平気だったことが午後にいきなりつらくなったり。大忙しだ。あまりにも変わるので、「自分の本心は一体どこに?」と時々見失いそうになるくらい。感情のジェットコースターが猛スピードで目の前を通り過ぎていってしまい、本心がどういう姿をして乗っているのかが見えなくなるような、そんな感じ。
でも、見るのをあきらめないで続けていたら、絶対ちゃんと見えてくるはず。


20041012

土曜日、台風。すごかった・・・。家が揺れた。
雨風が一番ひどかった間はずっと、本を読んだり、眠ったりしていた。何度かそれを繰り返して、起きた時には去って行っていた感じ。たくさん寝ました・・・。

日曜日、かろうじて曇り。彼と近所の緑道を散歩する。2時間くらいかけて歩いたらへとへとになってしまい、帰ってから二人共爆睡。散歩と昼寝で一日が終わった・・・。
夕飯は今年はじめてのおでん。おいしかった。温かいもの、それも出汁がしみていたりするものがおいしい季節になったなあ。

月曜日、かろうじて曇り・・・洗濯物が乾かなくてつらい・・・。
もう、ひらきなおって散歩すらしないで家でのんびりする。夕飯も4時くらいから作り始めた。
餃子を48個作って、半分を焼いて食べる。風邪気味だったのでにんにくとショウガを大量に投入。
時間をかけてご飯の支度ができるとかなりしあわせ。平日は慌しくて、とにかく時間との勝負! という感じだから。焦らなくていいのって、うれしい。

最近、自分の中の意識が少し変わってきたのか、ジーンズを会社にはいてくるのって、なんだか休日仕様で気がひける・・・と感じるようになった。
とはいえ、まだジーンズを否定されたら困るので、思いきりはいてきてるんですけどね。
でも、そういう気持ちの変化は見逃さないようにしたい。冬になってくることだし、服装の雰囲気を変えるいい機会かも。

読んだもの。
「追憶のかけら」貫井徳郎
「おなかほっぺおしりトメ」伊藤比呂美
「Close to you」柴田よしき
文庫で再読。結婚していたり、これから結婚しようとしていたりする人は一度読むといい本だと思う。
自分の足元を改めて見直すいいきっかけをくれる。


20041008

ショックなことがあり、大泣きする。
そのまま泣きながらご飯を食べ、食べ終わってからもさらに号泣。
そしてひとしきり泣き終えたあとには、あまりにも泣きすぎて目が腫れあがりお岩さんみたいになっていた・・・。
泣いたあとにそのまま寝てしまうと腫れるのはわかっていたけど、ただ泣いただけでもこんなことになるなんて! とびっくり。このまま寝ちゃったら明日会社に行けないよ! と焦って保冷剤で冷やしてみたり、お風呂に入ってあったまってみたりした・・・。
泣きすぎでのどはからからに渇き、そして声もかれた。
彼にたくさん慰めてもらって、申し訳なかった・・・。でも、一人で受け止めていたらもっとわけがわからなくなっていただろうと思う。まるで、火山の噴火みたいに自分の中からいろいろな気持ちが噴出した感じだった・・・。

寝る前に、「今の私にはこれ」と迷わずよしもとばななの「デッドエンドの思い出」を手に取った。
その中の「おかあさーん!」という話が今の自分の気持ちに近い・・・と思ったから。主人公の、自分の所在がはっきりしていないような、心許ないような気持ちが。

関係ないけど、この部分が好き。

ゆうちゃんと私は、一緒に住んでみると思いのほかうまくいった。食べ物の好みもさほど違わなかったし、家事の分担も、お母さんと二人暮らしが長かった彼は、自然な距離とリズムを持っているように思えた。土曜日の晩にはきちんとセックスをして、その後には一緒にお風呂に入った。それで、にっこりして顔を見合わせて眠った。
それは単におつきあいをしている時よりも、ずっと安定して楽な暮らしだったのでびっくりした。
私は、こういう暮らしがしたかったのかもしれない、と思い始めていた。理屈もなく、気持ちが落ち着いていて、安定感があって、ただただこういう毎日を続けていきたい、と思うような暮らしを。
もしかして、私が「愛情に無頓着だなあ」と思っていた人たちは、みんなもともとこういう暮らしをしていたからこそ、いろいろなことに無頓着でいられるのかも、だからこれからは私もだんだんそうなっていくことができるかもしれないわ、結婚とか子どもを持つというのが少しこわい気がしていたけれど、もしかしたらなんていうことないことかもしれない、なんて少しゆるい気持ちにさえなっていた。
(よしもとばなな「おかあさーん!」)

「理屈もなく、気持ちが落ち着いていて、安定感があって、ただただこういう毎日を続けていきたい、と思うような暮らし」
私がしたいのも、こういう暮らし。それを大事にしてコツコツと丁寧に生きていけたらいいなと思う。

ミスチルの「HERO」を何度も聴いてから、やっと寝た。

人生をフルコースで深く味わうための
幾つものスパイスが誰もに用意されていて
時には苦かったり
渋く思うこともあるだろう
(Mr.Children「HERO」)

読んだもの。
「火のみち 下」乃南アサ


20041007

誕生日をお祝いして、一緒にご飯を食べたりプレゼントをあげたりした。時々、不思議な味のご飯をつくってしまう私としては、よりによって今日そういうものをまたつくってしまったらどうしよう! とドキドキしていたのだが、なんと、かなりおいしくできたのでほっとする。料理の神様、ありがとう・・・。
トマト味のスープパスタ。キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、ピーマン、まいたけ、しめじ、アサリの缶詰、にんにくのみじん切り入り。具沢山でおいしかった。

彼とは、去年の今頃にはもう出会ってはいたけど、まさか今年、こんな風に一緒にいることになるなんて思いもしなかった。はじめて二人ででかけた日のことを思い出したりなんかして、懐かしいねえ〜、などと言い合う。
CD屋でCDやDVDのジャケットを眺めながら話しているだけでもうんと楽しくて、そして同時に同じことを言ったりしておかしかった。もしかしたら「気が合う」ってこういうことなのかなあ、とぼんやり思った記憶がある。今でも時々、同時に同じことを言ったり、同じ歌を歌い出すこととかあるし。
とにかく話していて楽しくて仕方なくて、この人とたわいもないことを延々といつまでも話していたいなあ、と思った。その気持ちは今でも変わっていない。できることなら、少しの時間でもいいから、毎日顔を見て話したいな、と思う。

彼といるようになってから初めて、本当に誰かと向き合ったり、時には全身で甘えて受け止めてもらったり、相手を心から大切にしたいと思うようになったりした気がする。今までの恋愛を否定するつもりはないけれど、当時の自分も頑張って恋愛していたつもりだったけど、結局のところ自分の中だけでぐるぐるまわっていて、相手に対してはうわすべりだったんだなあ・・・と思う。
本当の意味での「会話」がちゃんとできていなかったし、相手のことを受け入れようと思ったり、自分のことをちゃんと見せてわかってもらおうと努力したり。そういうことができていなかったんだなあ、と。
それに、相手から大事にされていることをちゃんと受け止める部分が欠けていたんだと思う。
大丈夫、私は一人ででもなんとかやっていけますから、適度にほっといてください、って気持ちがどこかにあった、正直。
とにかく自分一人でそうやってしっかり立っていなかったらダメだ! と思って必死だったから。
本当は寂しかったし、誰かと一緒にいたいと思っていたけど、そういう気持ちはもう、自分の中からなくそうとしていた。
今は、一人でいても安定はするけど、でも、一緒にいた方がより安心する、って素直に思ってしまっていいじゃないか、という気持ちにやっとなれた。そしてそれって、ものすごくココロが楽だ・・・。びっくりするくらい、楽だ。

去年仲良くなりはじめた頃に彼とやりとりしていた内容をばーっと読み返していたら、懐かしいのと「あれ、今と(話している内容が)そんなに変わってないよ」という気持ちとで思わず笑ってしまった。

20041006

お誕生日おめでとう。

日曜日から降り続いていたものすごい雨がすっかりやみ、いい天気。晴れってやっぱりうれしい。気持ちいい。
あまりの寒さと冷たい雨に、急激な変化すぎてついていけず、心身共にきゅっと縮こまった感じだったのでなおさら。
乾かずにたまりにたまっていた洗濯物たちも今日で乾いてくれるといいなあ。

よしもとばななさんの公式サイトのQ&Aに、以前質問が採用されたことがある。その話を彼にしたら、どの質問? と聞かれたので、採用された質問が載っているページのURLだけぴこっと送って「どれが私の質問だかあててみれ」と言ってみた。
そうしたら割とさくっと当てたのでびっくり。
なんでわかったの? と聞くと「文章でわかった。文章のくせみたいの」と。
おお、すごい! とちょっと感動する。しかも、採用されたのは2年も前だから、まだ彼とも出会っていないし文章はあまあまのへなちょこだし。それでもわかったのか・・・いや、今でも文章がへなちょこだからわかったのかもしれないけど・・・。それにしても、すごい。

読んだもの。
「火のみち 上」乃南アサ
「あしたはドロミテを歩こう」角田光代
この人の文章って・・・すごく自分にあっているわけではないと思う。正直、そんなにすーっと読めない。その割にはかなりの冊数読んでいるのだが、まだなじんでいない感じがする。
相性があわないのかなあ・・・と思いつつも、新刊が出ると気になるし、図書館で予約して読む。文庫になったものがあれば時には買う。
この気になり方はなんなんだろうなあ・・・。
と、もやんもやんとしつつも、また新刊を予約。

「永遠の仔」が文庫になった。友達に単行本を借りて読んだのだが、読みながら大泣きした記憶が。
買おう。でも、読んでいてすごくつらい気持ちになるので、よほど心がパワフルな時じゃないとまた読む勇気はない・・・。
「模倣犯」も、そろそろ文庫にならないかなあ。単行本で出てから2年以上になるし。
もう一度、手元においてじーっくりと読み返したいー。


20041004

先週は、なんだかいろいろな人と仕事について話をした。普段は聞けない、それぞれの人の仕事への思いや考え方を聞くことができて、ちょっとうれしかった。
同じプロジェクトで仕事をしている、少し年下の男性とも仕事について語り合う。
彼「人間生きていれば必ず浮き沈みはあるから・・・そこで辛抱するのも才能なのだなと最近思う・・・」
ウン、そうかも。
才能というか、その人が持つ底力のようなものなのではないかな。
沈んでしまった状態の時にどう対応するかが腕の見せどころ、って気がする。

週末はのんびり過ごした。
土曜日は天気がとてもよかったので近所の公園へ行ってひなたぼっこ。太陽にあたらないと骨が弱くなるからね・・・。
その公園はやたら犬を連れている人が多くて、ちょっとした犬の社交場みたいになっている。そして小さな子ども連れの家族も多いので全体的にとてもほのぼのした雰囲気。そこに行くといつも「こんなに子どもたちがたくさんいる・・・少子化なんて嘘なんじゃ?」と一瞬錯覚するくらい。
それらを見ながら、ぼーっと2時間くらいベンチに座っていた。
噴水のところにすごくきれいに虹が出ていて、いくら見ていても飽きなかった。そして彼から虹についての「へえ〜」なことをいろいろ教えてもらう。
「虹の色数は国によって違っていて、日本では7色って言ってるけどアメリカでは10色、アフリカでは3色くらいなんだよ」
「虹は、太陽を背にしている状態じゃないと見えないんだよ」(これは実際に試してみた)
などなど。かなりかしこくなりました・・・。
こうやってぼんやりしている時間が昔から一番好きで、そういう時間を共有できる人と一緒にいられたらいいなあ、と思っていたので、それが叶っている今、散歩がすごく楽しい。一人でふらふらしていた時もそれはそれで楽しかったけど、同じものを見ながら、それについてすぐに話せる相手が隣にいる方がさらに楽しみが倍になる。
おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、そして孫の親子3代プラス犬で散歩に来たらしい家族がアイスを食べている光景を見て、将来あんな風に過ごせていたら幸せだなあ、と思った。

帰りに、前焼き鳥を買って歩き食いしたものすごくおいしい鶏肉屋さんで生のレバーを買う。もちろん焼き鳥も買って歩き食い。しあわせ・・・。
買ったレバーでレバニラ炒め(ニンジンとタマネギも入れて具沢山)を作ったのだが、これがもう、絶品。
でもこれは私の腕というよりはレバーの力だな・・・ほくほくしていて、口の中に入れるととろける感じで。臭みもまったくなくて、ものすごくおいしかった。また作りたい。
夜は、テレビでやっていた「タイタニック」を鑑賞。前にやった時は2日に分けて放送していたけれど、やっぱりこれは一気にみるほうがいいなと思った。
タイタニックが沈没してしまった後、海の上に浮かんでいた板にローズを乗せてあげるシーンをみる度に疑問に思っていた・・・「女性の方が体脂肪があるのに、あそこでジャックが海の中にいたら絶対死んでしまうよな・・・」と。
彼「自分だったら自分の分の板も探してきてその上に乗る」
ナイス生命力&判断力。

昨日は小学校時代からの友達と近所のスタバでデート。3時間くらいわーっと話す。

読んだもの。
「夢のような幸福」三浦しをん


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