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20041229
昨日は職場の忘年会だった。
今までにあったすべての忘年会を風邪でキャンセルしまくっていたので、これが最初で最後の忘年会。
2杯目に飲んだジントニックのジンがものすごく濃かった! 普段飲んでいるのがいかにへなちょこだったか思い知らされるくらい「酒たっぷり!」って感じだった・・・。良心的な店だ、あそこは・・・。
その濃い2杯目を飲み干したため、くらくらと酔っ払いながら帰る。ご飯をほとんど食べずに飲んでいたので、猛烈な空腹におそわれ、前の晩の残りのお味噌汁を温めて飲む。お酒を飲んだあとの味噌味って、おいしい。
そしてそこから彼と延々、仕事についてやらこれからのことについてやら話し込んでしまった。
話しているうちに、「ああ、最近の自分は本当に地面に立っている状態の、狭い目線でしか自分のことを見ることができていなかったなあ。でも、今こうやって話している時ふっと、自分のことを俯瞰して見ることができた瞬間があった・・・。なんだか気持ちがふわっと楽になったなあ」と思った。
できるだけ、こういう気持ちでいたいなあ・・・。
来年の目標。
・玄米を食べる(毎回だとおなかをこわすので時々)
・毎日の夕飯も日記に書いてみる
・もっと言葉を大切にしながら話すようにする。文章も同じ
・料理上手になる
・30万円貯まるはずの貯金箱で500円貯金頑張る
・お金を上手に、大切に使う
・旅行に行く
・考えすぎる癖を少しずつとっていく
・もっと健康第一に
・自分にとって何が大事なことなのか、見失わないようにする
20041228
できるだけご飯を作るようになってからしばらく経つ。最近はかなりその習慣が身についてきた。
今の職場にきてからは、「今晩何を食べようかな」と思うことすらなくなっていた(帰りが遅めなので、発芽玄米と納豆くらいしか食べてなかった)からなあ。まあ、社会人の平日の夕飯なんてこんなものさしょうがない、とあきらめていたのだが、やっぱり不健康、身体にとっても心にとっても。
まだたいしたものは全然作れないけど、毎日きちんきちんと作るのも難しいけど、できるだけ作ろうとする姿勢が大事だなあ、と思う。
そして、ご飯を作るためには健康でいないと駄目だということも今回の風邪でよくわかった。味覚が馬鹿になるので、味付けがどんどん濃くなっていくのだ・・・。おととい作ったものはすべてからい味付けに。
なるほど・・・一家のお母さんが体調が悪いと、こうやって、ご飯を食べる家族にまで影響したりするんだろうな・・・。
昨日はだいぶ味覚が復活。お味噌汁をちゃんと薄めの味で作れたしそのおいしさもわかったので一安心。
仕事が終わった後にスーパーで買い物をして、ご飯の支度をして、というのは正直最初しんどかった。でも今では、こうやってご飯作りのために手を動かすことが、すごくいい切り替えになってるなあ、と思うようになった。
仕事モードから、日々の生活モードへの。
そして、生活モードに戻ると、仕事でピリピリしていた脳みその張り詰めた感じがふっとゆるむのがわかる。
ご飯を食べ終わって洗い物まですむと、なんだか毎回小さな達成感を感じてうれしい気持ちにも。
20041227
風邪を食い止めようとしたものの、負けた・・・。せっかく! 今の職場に入って初めて年末に有給を取り、23日から4連休にしたというのに、ほぼ全日家でじっとしているはめに。悲しい・・・。
そしてそこまでしたのにまだすっきり治りきっていないのがさらに切ない・・・。
でも、悔しいので頑張って出かけた。クリスマス気分を味わわないと! と思って。
横浜へ。
とめどなく流れる鼻水をふきふき、お互いへのプレゼントを探してあちこち見てまわるが、欲しいものは見つからず、断念。
彼「赤レンガ倉庫にも行ってみようよ」
「あそこに服なんて売ってたっけ?」
「たぶんあるよ」
「そうだったっけか?」
と、ちょっとぶつぶつ言いながらもついて行く。
「サンクスキャンドル」をやっていたりしてきれいだった〜。あそこってやっぱり雰囲気あるな、と思う。海が近いのもいいんだろうなあ。
夕方になり暗くなってきたので、「観覧車に乗りに行こうよ」と誘うと「その前に、ちょっと腹ごしらえしていきたいんだけど」と彼。「え〜、私おなかすいてないから食べていいよ。私は何か飲む」などと言いながら倉庫の中へ。彼がうろうろと、ディナーしかやってなさそうな店に入って行こうとするので「ここは違うでしょう!」と連れ戻そうとすると、「ここでいいんだよ」とずんずん入って行き・・・「予約した・・・ですが」とか言っている・・・。
え〜!
なんと、彼が予約していてくれたのだった・・・。まったくそんなこと思っていなかったので、すごくびっくりした。
「(つきあって)1年記念でもあるからね」
そう・・・ちょうど去年のクリスマスの頃から一緒にいるようになったのでした。
本当に驚いたし、うれしかった。知らない間にいろいろ調べて予約までしてくれてたんだなあ・・・とじぃん、とした。
そんなことまったく思っていなかったので、昼間、
「ねえねえ、今までつきあった人と、クリスマスにレストラン予約して、グラスをチーン、みたいなデートしたことってある?」
「1回あるよ」
「そっかー、私そういうの1度もやったことないんだよねー」
「やってみたい?」
「いやべつにいいや、部屋で一緒にご飯食べられれば」
などと言っていた私・・・。その日の夕飯も、彼の家でキムチ鍋でもするつもりでいたし。あほだ・・・。
デザートに、クレープシュゼット(オレンジジュースでクレープをぐつぐつ熱して、リキュールなどでぼっ!と燃やしたやつ)が出てきた。
これもちょうど、出かける前に見ていた料理番組で作り方をやっていて、「これおいしいんだよね、大好き。食べたいなあ」というようなことを私が言ったら「俺が食べさせてあげるよ」「えっ、作ってくれるってこと?」というやりとりもしていたんだった・・・。
ご飯を食べ終わり、今度こそ観覧車に乗ろうと向かったのだが・・・なんと、7時の時点で「23時10分にもどってこられる人」の整理券しか配られていなかった! よ、4時間待ち・・・。ディズニーランドよりすごいのでは?
そこまでして乗らなくてもいいね、とあっさりあきらめて帰る。
鼻詰まりがあまりにひどくてしょっちゅう鼻をかみにトイレに走ったりと、体調が万全じゃなかったのが悲しかったけど、そういうのも全部ひっくるめて、思い出に残る日になった。
彼と一緒にいるようになって1年。早かったなあ。
決して最初からするするとうまくいっていた二人ではなかったから、感慨深い。
でも今では、一緒にいるのがすごく自然なことになったなあと思う。こんなにずっと仲良くしていられる人に会えるとは思わなかった。びっくりだ。
今だに、一緒に歩いていて彼と目が合ってにこっとしあった瞬間が幸せだし、彼がくしゃっと笑顔になったのを見ると、ものすごくうれしい気持ちになる。
このまま仲良くしていられますように。
と、かわいいことを思いつつもしっかり風邪を彼にうつし、ダウンさせたのだった・・・。恩を仇で返すとはまさにこのこと・・・。
読んだもの。
「ベイビーシャワー」山田あかね
20041222
「赤ちゃん退職友達」と昼ご飯。もう一人の友達は最近入籍したばかりということもあり、話題はすっかり、妊娠出産や毎日のご飯作りについてのことが中心に。どっちもまだな私には、とにかく参考になることばかり。
もう一人、男性もいたのだが、あとで「今日の昼飯はよかった。あのほんわかした雰囲気に癒された・・・」と言っていた。なんだかわかるような・・・会社の中にいる時にはそんな話しないし、生活を大切にする空気も薄いからね・・・。
ちょっと、風邪気味。ここで食い止めないと。
昨日の夕飯はほうとう。カボチャ、ネギ、インゲン、ニンジン、豚肉入り。溶けたカボチャってどうしてこんなにおいしいんだろう・・・。
そして柚子の皮を刻んで砂糖漬けにしておいたものを食べ、柚子湯に入り、お風呂から出てからは柚子の汁とはちみつをお湯割りにしたものを飲んでから寝た。冬至満喫。
彼から、今度はこまめにうがいをしないことについて言われる。そんなことはないんだけどな〜。まあ、うがいについては、確かに気づいた時だけ(ここらへんが、おおざっぱ)って感じはあるけどさ・・・。
つっこまれどころ満載だなあ、私。
「女の人ってもっとまめにうがいとかするもんじゃないの?」
「いや、それは別に女の人だからってのは関係ナイ」
「そうかなあ、女の人ってそうやってきちんとしてるもんだってイメージがあるんだけど」
「それは、そのイメージが間違っとる」(そうきっぱり言い切るのもどうなのかしら? 世の中の女性のみなさんに対して失礼? とも思いつつ)
20041221
毎朝寒いので、身支度に気合いが必要。
コンタクトを入れ終わった時と、眉毛を無事描き終わった時にほっ、とする。「これで会社に行ける準備はなんとか整った!」と思って。
彼は、私が胃が痛くなったりするとすぐわかるらしい。
痛い顔をしていない時でも必ず「おなか痛いでしょう」と言い当てる。
鈍痛だから忘れていればなんとかなる、程度の痛みでも絶対に当てる。
なんで? なんでわかるの? と問い詰めてもただ「わかるんだもん」という答えしか返ってこない。
ほんとーうに、不思議。
そんな彼が昨日「細かいやつだとお思いになるかもしれませんが!」と突然前置きを。
そしてそれからぐわーっと、私がいろんなもののフタをちゃんと閉めず、いつも中途半端な閉め方ばかりしていることについてものすごい早口で言われる。
ええ、たしかに閉めてません・・・。家でもコンタクト液のフタはふんわりかぶせてあるくらいで「パチン」というまで閉めてなかったりするし、化粧水も毎日使うから最後の最後まで閉めてなくて途中までだったりするし。
「なんとなく次に使う時にラクな気がする」という感じでそうやってきたのだが・・・あ、あんまりよくない癖だよね・・・。
反省。
「前からずっと気になってたんだよ」
「だったらなんでもっと早く言わなかったのさ」
「言うの忘れてた」
「そのまま忘れててくれたらよかったのに・・・」
20041220
「ガラスの仮面」42巻を買い、むさぼり読む。最近では新刊が出た時にしか読まないので、ものすごーく久しぶり。3年ぶりくらいなんじゃないだろうか。
あいかわらずマヤと紫のバラの人(真澄様)との関係が切ない・・・。ああ〜早く続きを読ませて〜。
この人は毎回コミックにする時にもう一度すべて書き直しているそうなのだが・・・そんなことはしなくていいので早く新刊を出してほしい・・・。小学生の頃から読み続けているファンからの切実な願いです。
土曜日は近所の公園へふらふら散歩。バドミントンをやったあと、自慢の腕前?を見せるべく公園の売店で縄飛びの縄を買って飛びまくる。縄飛びだけは自慢できるのだ・・・なんせ小学生の頃は毎朝5時に起きて縄飛びの練習をしてから学校に行って、その上休み時間にもまた練習してたからなあ。
胃下垂を治すのに縄飛びの上下運動が効果的らしいので・・・機会を見つけてちょくちょくやろうっと。
途中、見知らぬ女の子(あとで聞いたら小学1年生だった)が飛び入り参加してきたので、一緒に縄飛びをしたりバドミントンをしたり石蹴りをしたりと真剣に遊んでしまった。でも、最後には砂を持って追い掛け回されたのでそのままダッシュで逃げた・・・。
その子に「好きな男の子はいるの?」と聞いたら、「うん、できた」「へ〜、誰誰?」「うんとねーお母さんのお友達」「そうなんだーいくつの人?」「30歳」という答えが・・・。
同い年だよ。
「てことはお母さんも30歳なの?」「うん」
同い年だよ・・・。
これくらいの子どもがいても不自然じゃない年齢なんだなあ、と改めて実感。
昨日はディズニシーへ行った。彼も私も初めてだったので、本屋でいろいろなガイドブックを立ち読みし、そのうちの1冊を買って帰って家でもみっちり予習。どこに行きたいか、どうまわるか、ざっくりしたコースまで考えておいた。
でも、私たちは(ディズニーシー)初心者だから2つくらい乗れればいいね、あとは雰囲気を楽しめれば、という謙虚な?気持ちで行ったのがよかったのか、結局9つくらいのアトラクションをまわれたし、水上のイベントも昼間に1つ、夜に2つ見ることができた。充実〜。
帰りにおみやげ屋さんを見ていたら、「ディズニーベア」という大きなクマのぬいぐるみが飛ぶようにどんどん売れていったのでびっくり。かなり大きいのに・・・1万円もするのに・・・。すごいなあ。
10分くらいいた間に5、6体は売れていた・・・。店員さんが補充に走ってくるのも見た・・・。
「飛ぶように売れる」ことって本当にあるんだ!と、ちょっと感動。
渋谷に2時間くらいいただけでぐったり疲れきってしまう二人なので、どうなることかとちょっと不安だったのだが、お互いそれほど疲れることもなく(私は途中で休憩したお店で少しうたた寝したけど・・・)
12時間くらいたっぷり遊んで、たくさん歩いて、楽しい一日だった。
20041216
彼に、「だめだめ底なし沼」からひっぱりあげてもらう。もうこれで、何回目だろう・・・。
向こうもすっかり「生理前や最中はとにかくわけわかんなくなるねこのひと」というのを覚えてしまった模様。申し訳ない・・・。
とてもいい状態にあっても、それをちゃんと感じられなかったり、先のことばかり考えて時々猛烈に不安になってしまう自分の心に問題があることはよーくわかっている。
なので自分の気持ちさえ切り替えれば済むということも嫌というほどわかっているのだが、それがどう頑張ってもなかなかできないところに苦しさが・・・。
「自分一人でじたばた暴れて、壊そうとしてるようなもんだよ」
その通り! 石橋を叩き壊しておいて「ほらやっぱり壊れたじゃん。あー、あぶない渡らなくてよかったよ」って言うタイプですから!(なーんの自慢にもならない)
「例えば、明日のことはそんなに不安にならなくても、1か月先や1年先のことを考えると不安になるよね。でも、今こうやって過ごしている一日一日を積み重ねたところに未来はあるんだから、今日を大切に、幸せをちゃんと感じながら過ごしていったら、未来はその延長線上にあるんだよ」
・・・というようなことをこんこんと伝えてもらった。
そうだったそうだった。私は日々の生活が大事なんだった。はたから見たらすごくささいだったり地味だったりすることでも、小さなうれしいことをちゃんと感じながら丁寧に生活していくのが理想なんだった。
それなのに最近はすっかり、先のことを考えて不安になってばかりで、今のことがおろそかになっていたなあ・・・。仕事のことでもすぐイライラして、こんなことを続けていても未来の展望があるわけでもなし! なんて真っ黒な気持ちになったりもしていたし。
いかん・・・こんなことでは。たぶん今の私の後ろには「もったいないおばけ」がひっそりはりついてるだろうな・・・。
また出直そう、という気持ちになった。まだ新年じゃないけど、一足先に新たな気持ちになろうと。
20041215
自分の心が「だめだめスパイラル」にはまった。ものの見事に。
朝起きても気持ちが晴れていない、切り替わっていない時って一番つらい。夜はまだいい。どこかそういうものだと、突き詰めてしまいがちだと思っているから。
ああ、しんどいなあ、会社からも逃走してしまいたいなあ・・・と思いながら出社すると、今度は仕事でもものすごくブルーな連絡がきていて止めを刺される。ああ・・・でも休まないでよかったよ・・・。
もう、今日一日が無事に過ごせたらいいや、と思うことにする。明日以降のことは、考えない。
20041214
1週間が生理と共にはじまる。そしてこれでもか! というくらいものすごく心身共に不安定になる・・・。
更年期ってやつもこんなにつらいんだろうか・・・だとしたらあまりにつらすぎるよう、とボロボロ泣きながら思ったり。
ほぼ毎月これにつきあわされる彼はかわいそうだ・・・けど、結局こういうのって、一番近い人にとばっちりがいくんだよね・・・。要は甘えてるんだよなあ、と思う。
しまいには、「女の人ってみんないつもそう(不安定になる)なの?」と聞かれて「知らない、そうじゃない人だってたくさんいると思うよ。他の人とつきあってみれば?」と逆切れまでする始末。さ、最悪・・・。
毎月、別れの危機だよこれじゃ。
ここまで甘えきってちゃ駄目だろう・・・と一通り爆発したあとは必ず反省してるんですけどね・・・。
「心を落ち着かせて論理的に考え、心の平和を保つように」(ダライ・ラマの言葉より)しなければ・・・。
ほぼ同期入社だった男性の結婚パーティーの写真を見せてもらう。
か、顔が違う! なんだかものすごく優しい顔になってる!
実際、すごく穏やかに、優しくなったのだそうだ。以前は、前つきあっていた彼女がおかずを一度ご飯の上に乗せてから食べるのが許せなかった、だの、袖に醤油かなにかのシミをつけてしまってそれを隠そうとしていたのが許せなかった、だの言っていた「ユルセナイ君」だったのに・・・。
幸せってここまで人の中身も表情も変えるんだなあ、としみじみ写真をながめてしまった。
20041213
金曜日は忘年会だった。最初に行った店で甘いカクテルを飲んでしまったせいで気持ち悪くなり、いきなり元気がなくなった私。でも、そのあとジントニックを2杯ぐいぐいと飲み、さらに2軒目の店で焼酎を飲んだら途端に元気になった。おっさんだなあ、我ながら・・・。
まだまだ焼酎初心者だけど、とりあえず芋焼酎はあっている気がする、自分に。
週末はひたすらのんびり過ごす。里芋と大根と豚ひき肉の煮物と、大根とブロッコリーと鶏肉のコンソメ煮と、それから大量のカレーを作った。そして合間に、こんなにぼけーっとしていていいんだろうか? と自分でも心配になるくらい、ぼーっとした。
本屋に行くとまた新たな「スローライフ系」の雑誌が出ていた。本当に流行りだなあ、最近の・・・。
「クウネル」風の雑誌があまりにもたくさん出すぎ。AERAも「ゆっくりアエラ」というタイトルの増刊号をこの前出していたし。
もっとのんびり過ごしたいと思いながらも、実際は毎日急いで過ごしている人って本当に多いんだなあ、とそういう雑誌や本を見るたびにしみじみ思う。
いろいろ見ているけど、買いたいほどの気持ちになるのは、今だに「クウネル」だけだ。(「ゆっくりアエラ」はよしもとばななのエッセイ目当てで買った)
読んだもの。
「おがたQ、という女」藤谷治
この題名と表紙だけでまず、成功していると思う。中身を読む前から、面白いだろうこれは! というのがピンとくるというか。
20041210
野菜を山盛り食べたかったので、鶏ガラスープで鍋にした。鶏肉、白菜、大根、ネギ、えのき入り。
彼の実家から送られてきたゆずをしぼって味ぽんと混ぜたものに、さらに鍋に入れた大根の残りを大量の大根おろしにしたものを混ぜてたれにして食べたら絶品!
大根おろしが、わさびじゃないのに鼻にツーンときたくらい辛かった。おかげで身体の中がさっぱりして、細胞たちに喝が入ったような気が。
クリスマスになると流れる、「真っ赤なお鼻のトナカイさんは〜♪」。あの曲が小さい頃から好き。
赤い鼻を笑われて悲しい思いをしていたトナカイに、「お前のその鼻が役に立つんだよ」と言ってあげたサンタさんって、やさしい・・・とひそかにファンになっていた。
今聴くと、これってどんな人にもいいところ(本人は欠点だと思っていたりしても)があって、それを生かす場所・・・持ち場みたいなものも必ずある・・・という気持ちになれる曲だなあ、と思う。
20041209
ダライ・ラマの本を今度読んでみようかな、と「ダライ・ラマに恋して」(たかのてるこ著)を読んで思った。
以下、彼女が彼から言われた言葉。
幸せな人生を送るには、物質的な便利さだけでなく、優しい心が必要です。感情的にならないように注意し、他者を重いやる心を持ち続けながら、お金を稼ぐ。
心の苦しみは、自分自身で作り出したものなのです。苦しみを避けることはできます。心を落ち着かせて論理的に考え、心の平和を保つようにすれば、不要な悩みや苦しみを味わわずに済むのです。少なくとも、悩みや苦しみを軽減したり、より簡単にコントロールすることはできます。
(たかのてるこ「ダライ・ラマに恋して」)
読んだもの。
「はずかしい」白石公子
20041208
貧血気味で身体中の力がひょろろ〜と抜けていくような猛烈なだるさ。血を補給するためにレバーの焼き鳥を3本一気食い。
本当は毎日少しずつ食べられたらいいんだろうけど・・・レバーをこまめに食べることってなかなかしにくいのが難点。昨日は本気で「鉄のフライパンか鍋をかじりたい」と思ったくらい、つらかった・・・。
夕飯は、彼の実家の水菜とネギを汁が緑色に染まるくらい大量に入れた塩ラーメン。卵入り。
彼の家の野菜はまったく薬を使わずに栽培しているので、あっという間に悪くなってしまう。
小松菜なんて、届いた翌日にはもうぐったりしはじめていたし、おそろしいことにネギでさえもすぐに色が変わってくるのだ。ネギって・・・けっこう日持ちする方だよね、たしか・・・。
なので、普段スーパーで買ってくる野菜たちと同じようにのんきに接していたらダメ。まるで野菜と競争するみたいな気持ちでてきぱき使わないと。
でも本当は、生きているものが土から抜かれたら、そんなに長持ちしないのが自然なことなんだよなあ・・・。
なかなか悪くならなかったり芽が出てきたりしないことが自分にとって便利だから、その不自然さに目をつぶってきたような気がする。
読んだもの。
「ダライ・ラマに恋して」たかのてるこ
20041207
金曜日に入籍した友達の結婚指輪を見せてもらった。ダイヤ入り!
「スィートテンダイアモンド〜♪」と言っていたが・・・そうか、10年だもんね。
新婚なのにすでにスィートテン・・・ううむ、重みが。
読んだもの。
「人間の証明 21st century 」森村誠一
20041206
金曜日に時計の電池が切れ、携帯の充電も切れた。時間がわからない、連絡がとれない。
こ、心細かった・・・。
いやいや、でもそうは言っても野生のカン? でなんとかなるだろう、とたかをくくっていたのだが、一緒に帰ろうとしていた彼と結局会えず、一体どんな状況なのか聞くことも先に帰ると連絡することもできないまま、待ちぼうけ〜待ちぼうけ〜。よっぽど、駅前の伝言版(黒板みたいなやつ)に「サキニユク」とか書こうかと思った。
昔は携帯なんてなくてもなんとかなってたし、ちゃんと待ち合わせもできてたのになあ。軟弱に(?)なったもんだ。
家に帰ってすぐ携帯を充電し、週末に時計の電池も交換して、やっと落ち着いた・・・。
週末、彼の実家からどーんと大きな荷物が届いた。
中に入っていたのは、大根、ネギ、里芋、小松菜、水菜、ゆず、すだち。全部彼の家で作っているのだそうだ。
あまりの充実ぶりに、宝の箱みたい〜と思った。
大根、里芋、小松菜、ネギ、ニンジンと豆腐(これは買った)でけんちん汁、ネギと鶏肉(これも買った)をポン酢で蒸し焼きにして大根おろしをかけたもの、水菜と油揚げ(買った)のサラダ、大根の葉っぱをみじん切りにして塩もみしたもの、をつくっておなかいっぱい食べた。野菜でおなかがいっぱいになるって、なんだか贅沢な気分で幸せ・・・。
先週は特に食生活がすさまじかったので、なおさら。
昨日は職場の友達に誘われ、ケーキ作り体験へ。ロールケーキを作った。
そのあと、職場の人の展示会へ行った。とてもきれいな写真を撮る人なので「これはさぞかし性能のいいカメラやレンズで撮っているに違いない」と思っていたら、私が使っているのとそうかわらなそうな、普通のデジカメで撮っているとのことだったのでびっくり。性能の問題じゃないんですね・・・腕なんですね・・・。
同じ被写体を何度も撮ることがコツかも、と言っていた。なるほど。
読んだもの。
「なんにもうまくいかないわ」平安寿子
20041203
今週は食生活がだめだめだった。月曜日は野菜スープを作ったし、火曜日にそれをスープパスタにして食べたけど、水曜日と木曜日は昼はお弁当、夜は帰りが遅かったのでコンビニご飯。
とたんに吹き出物がどーん。悲しい・・・。
野菜、野菜が食べたい〜。
今日は、職場の友達が入籍する日。
なんと、今日で彼とつきあって10年になるのだそうだ。これからは、「つきあいはじめた記念日」が「結婚記念日」にもなるわけですな。
すごいなあ、と思う。18歳からつきあいはじめて、今日まで10年・・・ただただ「すごい」としか言えない。
学生時代からつきあいはじめ、社会人になり、お互いいろいろな環境の変化や内面の変化があっただろうに、それでもずっと一緒にいられたってことは、本当にすごいことだと思う。土台のところで、しっかり結びついている二人なのだろうなと。
そしてそんなに早くから、一緒を共にする相手と出会えたことが単純にちょっとうらやましい。いいな、って思う。
でも、人それぞれ、出会うタイミングはもちろん違うわけだから。
昨日の夜ふっと「もう年末だ・・・そうか、今年はまるまるずっとこの人と一緒にいたんだな」と思った。
今日入籍の二人は、この10倍一緒にいるってことか、すでに。いやーー、何度思ってみてもすごい!
20041202
帰りに寄ったコンビニによしもとばななの小説つきウィスキーがあったので、つい買ってしまった。
どうしても読みたかったからうれしい・・・だけどこんなに大きなウィスキーのボトルが家にあっても困る・・・これからは毎晩晩酌かなあ。
でも、本当にいい話だったので、買って悔いなし。
主人公と、そのおじいちゃんのお酒の飲み方が本当に楽しそうで、「ああ、お酒ってこうやって人生を楽しくしてくれるもののはずなんだよな」と気づかされた。どうも最近・・・酔っ払いって嫌だなあ・・・という思いから、楽しいお酒の飲み方というものをちょっと忘れかけていた感じだったのだ。
この小説に書かれていたのと同じ方法で、ウィスキーを飲みたいなと思った。
20041201
「ほぼ日刊イトイ新聞の本」を文庫で再読。
途中の「サービス業だよ、おいらたちは。」という部分がすごく好き。そこを読んで以来、仕事への姿勢がちょっと甘くなりそうになった時は心の中でその言葉をつぶやくようになった。
人をうれしがらせるもの、ステキなものというのは、案外シンプルで無邪気なものだ。複雑な工程を経てつくるものというよりは、そこらへんにゴロゴロ転がっているものだと思うのだ。たとえば、あなたに向かってちぎれるほどにシッポを振っている仔犬だ。食事中に笑いかけてくれる恋人の表情だ。寒い冬に飲む一杯の紅茶だ。その存在に気づいて、ただ手にとればいいだけだ。そんなものがあったからといって何になるなどと、わざわざ無視しなければいいだけのことだ。
(糸井重里「ほぼ日刊イトイ新聞の本」)
ああ、本当にそうだよなあ・・・としみじみ思いながら読んだ。
この人のことは、「ほぼ日」まではあまり知らなかったけれど、ほぼ日のサイトを楽しみに見るようになってから、だんだん考え方がわかってきて、じわ〜っと好きになってきた。
楽しそうに生きている感じが特に好き。
サイトを見るだけで、この人は本当にほぼ日が好きで、そして文章を書くことも心から楽しんでいるんだな、というのが伝わってきて、なんだか元気になれる。
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